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子供の頃からずーと行きたいと思っていた場所が2つありました。 1つはドイツのノイシュバインシュタイン城。これはドイツ出張時に達成。 そしてもう一つは・・・南米ペルーのマチュピチュ! 多分中学生の頃だったと思うんですけど、テレビで天空高くひっそりと聳えるあの遺跡を 見て、いつか行って見たいなぁと思ったものでした。 それから時は過ぎ、社会人1年目の時。 入社しておよそ3ヶ月くらい経った7月に、UKに海外出張に行くことになりました。 当初の予定は確か2ヶ月くらいだったと思うんですが、帰国の予定が早まり1ヶ月くらいで 帰ることになりました。 その時ちょうど僕が大学の時に在籍していた研究室のメンバーがタイの国際学会に参加 する話が出ていて、僕も行きたいなぁと思っていたので、 会社の上司には帰国後すぐに夏休みを取らせて欲しいというお願いを、 研究室の先生には学会の参加やホテルと飛行機の手配のお願いを UKからしました。(今思うと迷惑かけまくりですね~・・・) ご理解ご協力の甲斐あって、タイに行ける運びとになり、UK→成田→タイのトランジットに 成功。ここで国際学会のオプションとついていたアユタヤ遺跡に行って僕は遺跡の 素晴らしさに目覚めたのです。 古代の文化から何千年も経った現代においても、遺跡の中に身を置くと自分が タイムスリップをしたような、遺跡の中だけは時が止まっているような、そんな不思議な 感覚にどっぷりと漬かることができて、最高の癒しになりました。 さてそれから更に時は過ぎ、社会人5年目の今。 幼い頃のマチュピチュへの思いがアユタヤに行って以来更に強くなり、 5年間残業を重ねに重ねて、ようやく行くお金が貯まりました。 というわけで行ってきましたよ、ペルーへ! ペルー初日 成田からは着くまでにほぼ丸1日かかり、1日目は夜遅くに首都リマに到着。 コートを羽織った丸々したおばちゃんが寒そう顔してお出迎え。 その時にオイラは半袖のポロシャツにハーフパンツ。ちなみにリマの気温は15℃くらい。 多分僕の方が間違ってるんでしょうけど、思ったより寒くなかったので安心。 初日はそのまま就寝。 ペルー2日目 リマから飛行機でクスコへ。 クスコはインカ帝国の首都で、カミソリの刃すら通さないと言われる石造りと 赤茶色の街並みがとても美しく、旧市街は世界遺産にも登録されています。 到着後、高地順応のためホテルにてちょっと休憩してましたが、 ツアーが始まるまではまだ時間があったのでちょっと市内観光。 とりあえず十二角の石を見てきました。 その後現地のツアーに参加し、サント・ドミンゴ教会、カテドラルと市内を見学。 郊外に行ってサクサイワマン、ケンコー、プカ・プカラ、タンボ・マチャイと遺跡巡り。 サクサイワマンから見たクスコの町並みがとても綺麗でした。 ちなみにサクサイワマンは英語で「セクシーウーマン」と意味だそうです。 ツアーが終わった後はフォルクローレのディナーショーを楽しみながら晩飯。 2日目はこれで終了。 ペルー3日目 いよいよ・・・マチュピチュに向かいます。 クスコ市内のサンペドロ駅から列車に乗り込んで、 マチュピチュの麓のアグアスカリアエンテス駅まで向かいます。 まずはスイッチバックをしながら山を超えます。 お、スイッチバック。 お、またスイッチバック。 お、またまたスイッチバック。 ん、スイッチバック・・・? ・・・ いかんいかん、現実に戻ってしまうとこでした。。。。 気を取り直して再び非日常生活に戻り、途中のウルバンバ渓谷などを 眺めつつ列車にゆられること4時間、目的の駅に到着。 ここから更にバスにゆられてマチュピチュに。 よっしゃー、色々回るぞー! と、言いたいところなのですが、ツアーに参加している以上そうもいきません。 ガイドのさんの英語を話半分で聞きつつ、景色を観賞。 「早く終わらないかなー」と願いながらも一向に終わる気配がありません。 まあ、それだけならまだいいんですが、なんか知らないけど僕の他に日本人が3人、 僕らのツアーに勝手に参加してきてはしゃいでるのが癇に障る。 他の外人さんからは何か馬鹿にされているのに気づいていない感じがまたムカつく。。。 「もうとっとと終わらないかなー」と祈っていたらなんと雨が降ってきてツアーはめでたく終了。 雨が上がるのを待って、まずはマチュピチュの定番景色ポイントへと向かいました。 お、おぉおぉおぉぉおおおおぉぉ・・・ これだ、この景色が見たかったんだよぉ。。。(TДT) いい!すごくいい! これで観光客さえいなければもう最高! なんなんでしょう、この景色は。 感動のあまりもうため息しか出ません。 感無量で今日はマチュピチュを撤退。いや~、良いもん拝ませて頂きました。 帰りのバスの中、外の景色を見ていたら民族衣装を身に着けた子供が、 「・・・バ~~ィ」 あ!グッバイボーイだ! 「おー、あれがグッバイボーイかー。ほんの一瞬なんだねー。」 なーんてなことを思っていたら、また 「・・・バ~~ィ」 あ!またさっきのグッバイボーイだ! そう、九十九折りの中をバスは降りていくんですが、グッバイボーイは直線で 山を降りてくるので、何回も何回も同じグッバイボーイと遭遇します。 しかもやつらはそれを商売にしてるくらいなので、同じ表情、同じ声、同じ身振りで、 「・・・バ~~ィ」 と演技をしてきます。 正直山を降りてないんじゃないかという錯覚に陥ります。 しかもあの顔・・・、うーーーーん、なんか夢に出てきそうだ。。。 ちなみにグッバイボーイは最終的にバスに乗り込んで来て、チップを催促してきます。 で、麓にバスが着いても降りずにそのまままたマチュピチュに向かいます。 (実にムダの無い商売システムですな) 麓に下りてからは、疲れた体を癒すべく温泉に行きました。 温泉と行っても屋外のプールのような施設に水着着用で入るんですが・・・ 「ぬるい!」 入ってるほうがかえって風邪を引くのでそっこー撤収。 もう今日はピスコサワーを飲んでそっこー就寝。 ペルー4日目 今日もマチュピチュへ向かいます。 今日の目標はワイナピチュ!(遺跡の後ろに写っている山です。) 登山部だった高校時代をを思い出しましたが、1時間弱で無事に登頂成功。 そこから見下ろすマチュピチュは・・・、 あぁ・・・、いい眺めだぁ・・・。 この後1時間かけて下ってその先にある月の神殿にも行ったのですが、 こっちは正直ちょっと拍子抜け。なにより帰りの上りが相当キツい。 マチュピチュに行ったらワイナピチュ登頂までに止めておくことをお勧めします。 ペルー5日目 昨夜のうちにクスコに戻り、今日はバスでプーノという場所に向かいます。 プーノにはチチカカ湖という湖があり、そこに浮かんでいるウロス島という葦で出来た浮島が 観光名所になっています。 (ちなみにプーノは先日隕石が落ちて異臭騒ぎが起きたところです) 途中、アンダワイリヤス、ラクチ、ララヤ、プカラといいた名所で観光。 この辺標高が3,500~4,300mクラスの場所なので、とても涼しいんですけど、日差しは 容赦ないくらいに肌を刺すような痛さです。間違いなく焼けますね。 プーノ到着後はチチカカ湖で捕れた鱒を使った料理を堪能して終了。 これがめちゃめちゃ美味かった・・・。 ペルー6日目 いざウロス島へ。 なんとモーターボート貸切でプチセレブ気分を味わうことが出来ました。風がとても気持ち良い。 1つ目の島に着き、ウロス島の歴史・生活等を色々と教わりました。 学校や病院もあり、結婚などの際には3日間祝い続けるそうです。 ちなみに島には電気も通っていてテレビも見る事ができるのですが、これはフジモリ大統領の おかげだそうです。 ペルー全国民はフジモリさんに戻ってきて欲しいと願っていると聞きましたが、こういう高地に 住んでいる人々にもトイレや電気などの生活環境を整備したりと国民のための政治をした からなんですねぇ。最近ペルー政府に身柄を引き渡されたようなので、いい方向に向かって くれることを願います。 島を一通り見た後、バルサと呼ばれる葦で出来た船に乗ってまた別の島を見学。 これまた貸切で最高でした。途中すれ違った船には日本人のおばちゃんおじちゃんツアーが 乗り込んでいて、「優雅な旅ですねぇ~!」と皮肉を言われましたが。。。 天気もよく風も気持ちよく、ウロス島は予想していた以上に楽しかったです。 この後飛行機でリマへ。 当初明日以降のスケジュールは、 明日はナスカの博物館などを見てナスカ市内に宿泊して、 明後日にナスカの地上絵見学 という日程だったのですが、先日の大地震でナスカへ行く道路に影響が出たため、 明日はナスカの地上絵見学をした後リマに戻り、 明後日はリマ市内観光 という風になりました。 というわけでリマに止まるホテルも変更となったのですが、そのホテルがなんと5つ星!!!! ひ、広いぞー! ・・・逆に落ち着かないぞ・・・ しかもウェルカムドリンクがサービス。 ピスコサワーを頂いて大満足のまま今日は終了。 ペルー7日目 今日は地上絵の見学。 飛行機でリマからイカ市に行った後、セスナで一気にナスカに向かいます。 地上絵を見学する日本人がよほど多いんでしょう、パイロットの方は日本語で紹介もしてました。 「トリー、ヒダリー、ハネノシター、アレアレ」 #セスナの左の翼の下に鳥(ハミングバード)がありますよ、って意味です。 左に座ってる人にも右に座ってる人にも地上絵を見せるために1つの地上絵に対して 必ず旋回するので、カメラをずーと覗いていると気持ち悪くなります。 地上絵そっちのけで目を閉じて休んでいる人も何人かいました。 やっぱり地上絵は、前にテレビで永作がやってたみたいに気球で見るのが一番なんでしょうなぁ。 なにはともあれ、ナスカの地上絵搭乗証明書なるものをいただいてこの日は終了。 ペルー8日目 最終日はリマ市内観光。 衝撃的だったのはサン・フランシスコ教会・修道院。 地下1回になんと25,000体の骨が格納されていて、井戸の中の人骨は放射線状に綺麗な形で 整えられていました。 ツアー終了後は、近くにあった恋人達の公園で太平洋を眺め、旅の〆はペルー名物セビーチェで。 いや~・・・、すごい楽しい旅でした。 毎年日本人が多くペルーに観光に行く理由がなんとなく分かった気がしました。 メシは日本人好みだし、見所多いし、人もいい。 日本から見たら地球のほぼ真裏ですが、その遠さがまた良いのではないでしょうか。 みなさん、ペルーはお勧めですよ!
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